防犯標語・防犯作文部門の優秀作品 (2012)


5月19日(土)・20日(日)池上駅前で行いました 「(第九回)池上安全安心まちづくり展」は、 (大森第四中学校、池上小学校、池上第二小学校、徳持小学校、久原小学校、松仙小学校)生徒の皆さんからの募集作品の中から 選ばれました「標語、作文部門」の優秀作品です。

PSI池上安全安心まちづくり展も、今回で9回目を迎えることができました。
これも、地域の町会、商店会を始め、大田区、池上警察署、池上防犯協会、池上母の会など 地域の大勢の皆様の心温まるご支援とご協力の賜物と厚くお礼を申し上げます。
PSIの活動も本年で10年目を迎えますが、これからも隊員一同心をひとつ にして、地域の皆様方との益々の連携と、安全で安心なまちづくり活動のさらな る前進と飛躍に向け、取組んでまいります。
今後とも、ご指導、ご協力かたお願い申し上げます。


防犯標語  (優秀作品)
大田区
区長賞
安全な街づくり 皆で がんばろう池上 池上第二小学校4年
池上防犯協会
会長賞
かけよう! カギかけ声かけ 心がけ 徳持小学校4年
池上母の会
会長賞
助けてと 大声出すのが まず最初 池上小学校5年
池上地区自治会連合会
会長賞
そこの人 見て見ぬ振りは 同じ罪 徳持小学校5年
池上地区商店会
連合会会長賞
暗い道 後方確認 忘れずに 池上第二小学校5年
池上スーパー・コンビニ
防犯協力会会長賞
万引きは あなたの未来も 盗んでく 池上第二小学校5年
久が原西自治会
防犯部部長賞
いじめない そしたらみんな 笑顔だね 久原小学校3年
城南信用金庫
池上支店支店長賞
息子さん その声ですか 本当に 徳持小学校5年
朝日新聞
池上専売所所長賞
薬物で 壊すな 君の将来を 徳持小学校5年
池上母の会会長賞 助けてと 大声出すのが まず最初 池上小学校5年
PSI池上自主防犯
パトロール隊代表賞
そのけむり あなたの心も にごらせる 徳持小学校5年


防犯作文 (優秀作品)
イキイキ推進委員会
委員長賞

◆地域の笑顔と家族の笑顔◆

テレビなどで少年の万引きがよく放映されます。
なぜ、その人達は、万引きをしてしまうのでしょうか。
僕は、その気持ちが分かりませんが、きっと心のどこかに、闇を抱えているんでしょう。 はたしてその闇はどこから来るんだろう。
友達との関係、家族との関係など、そういった人と人の関係から心の闇が生まれるのだろうと思います。 でも、どうしたら心の闇が無くなるのでしょうか。
それは、地域の人との笑顔のある「ふれあい」だと僕は感じます。
朝、何か暗い気持ちの時に「おはようございます」という地域の人の笑顔と声で、心がパッと明るくなります。
地域の人だけではありません、友人や家族がお互いに笑顔で接すれば、心の闇は生まれません。 町が笑顔であふれていれば、きっと、いや、必ず万引きなどという犯罪は起こらないはずです。
人は、一人で生きているのではなく、地域の笑顔と家族の笑顔に支えられて生きているんだと思います。
大森第四中学校1年
東京警察官友の会
第二方面委員会
池上支部長賞

◆非行と戦う◆

「非行をなくす」と一言に言っても、どうしたらあまりいいか分からない。
少年が、なぜ非行に走るのかは、本人しか分からない。 いや、本人も分かっていないかもしれない。
一年生ながらも、僕にも少しそんな時があった。 学校に行かなくなるなど、そんなに大きなものではなかったが、宿題を出さなくなった時があった。 いまだに、なぜか分からない。

僕は、小学校の頃は、とても真面目な方で、宿題は、絶対に出していた。 だけど、中学に入って少しすると、だんだん面倒くさくなり、ちゃんと宿題を提出するのが減っていった。
そして、ついには全く宿題を出さなくなった。 それで、その教科の成績がどんどん下がった。
面談の時に、先生から注意を受けた。だめなのは自分でも分かっていたが、先生に言われるまで、宿題から逃げていた。
けれど、僕は、そこで目が覚めた。逃げてばかりではだめだ、ちゃんと向き合って戦おうと思った。
今もテスト前で、宿題はたくさん出たが、今度は、しっかり進めている。
非行に勝つには、立ち止まり良く考えることが大切なのだ。
大森第四中学校1年
読売新聞読売センター池上所長賞
◆地域の笑顔◆

私は、毎日の挨拶を大切にしています。 毎朝登校するときに、地域の方々が横断歩道に立って挨拶をしています。

地域の方が挨拶をすると小学生の子たちも、出勤中の大人の人達も笑顔で元気よく挨拶することで、地域の人、みんなが明るくなって、とても良いことだなと思います。
この挨拶は、朝や帰りに限らず、道ですれ違ったりした時に言います。
私は、毎朝たくさんの人達と会いますが「行ってらっしゃい」とか「おはよう」と短い挨拶をするだけで、 今日これからの一日が、明るくなる気がします。
「おはよう」や「お帰り」は、短い言葉だけど、それだけで自分と相手の一日が変わるなんて、素敵だと思います。
みんなの心が暖かくなります。 笑顔になります。
そういう地域の絆を大切にして行きたいと思います。
大森第四中学校1年
PSI池上自主防犯パトロール隊代表賞
◆地域の絆◆

つい先日のこと、知らない人にありがとうと言われた。
年老いたおばあさんに、電車の中で席を譲ったのだ。
実は、この時、私は歩きつかれて、しばらく席を 立ちたくなかったのだが、何故か「ありがとう」のその言葉を聞き、疲れなんて忘れて、暖かい気持ちで いっぱいになった。本当に譲ってよかったと思えた。

  これは、地域でも言える。「ありがとう」ただその言葉のために、誰かを助けることをしてみては、どうだろうか。
  席を譲る、地域の清掃をする、考えたら何でもできそうだ。
だが、一番大切なのは、それを実行する力。

人が困っているけど、知らない人だから声がかけられない。おせっかいだったらどうしよう。
そんな気持ちでは、地域が良い方向に進んでいかない。
少し勇気を出して、誰かを助けてみてはどうか、その時に得た「ありがとう」の言葉は、その日を暖かくしてくれるに 違いない。
そのためには、まず身近に困っている人がいないか、探してみよう。
大森第四中学校1年
PSI池上自主防犯
パトロール隊代表賞

◆非行防止について◆

そもそも非行というのは、思春期の反抗期によるものが大きくなったものじゃないかと思います。
だから、やみくもに怒るのではなく、見守ることも必要だし、距離を置くことも必要です。

また、周りの子もそれに流されず、生活していくことで、非行をしている子も少しずつ変わっていくと思います。
そして、なにより家族がしっかりしないと、どうしても非行は起きてしまいます。
やっぱり一番身近な家族が離ればなれになったり、毎日両親がケンカしていると、その子も孤独になりがちになり、 友達からも冷たくされ不登校になり、そのことでまた両親がケンカして・・・というような悪循環が、どんどん非行 をエスカレートさせたと考えました。

だから、非行防止に必要なことは、家族の存在と周りの子たちの流されない強さ、この二つだと思います。

それを見守る先生の存在も欠かせないものです。
みんながみんなのことを考えれば、非行は起きないものだと思います。
蓮沼中学校2年
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