産経新聞(10/4)掲載記事
正義感あふれる、PSI隊員の息子さんの行動
<正義感で大けがをした息子>
PSI隊員 小泉 正江
深夜、「助けて」という女性の叫び声を聞いた、二十三歳の息子は、自宅の二階の窓から「何をやっている」と、痴漢にどなり、窓の手すりを乗り越え、道路に飛び降りた際、両足のかかとを複雑骨折してしまいました。
犯人は息子が動けなくなっているのを確認すると、止めてあった車で逃走してしまいました。
車のナンバーは全部確認できなかったため、犯人は、いまだに捕まっていません。
息子の行動で、女性は大事に至らなかったことは、救いです。
善意の行動の代償は、本当に大きいものがあります。両足の手術を受け、仕事は3ヶ月程度休職でしょうし、今後、後遺症も気になるところです。
現在、手術を終え、リハビリを行っています。私は朝晩、「早く良くなりますように」と、仏様に手を合わせている毎日です。
息子は今でも、「あのとき飛び降りていなければ」といった後悔はしておらず、立派だと思います。
警察署の方に、息子さんを褒めてあげて下さい、と言われ改めて、息子は良いことをしたのだと思いました。 <見て見ないふりをすることが多い世の中>で正義感の強い青年に育ってくれたことは、親として、誇りに思います。
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